私は壊れる直前に、耐えるのを止めた

これは労働問題による退職の記録ではなく、隠された社会構造への気づきの記録です。

この記事は「🪵記憶の年輪」です。
時間をかけて積み重なった気づきや視座、
そのときは言葉にならなかったこと、
あとから意味を持ち始めた記憶を、
年輪のように残していきます。


この体験から生まれた問い
🍃 問いの葉を読む


離職票が届いた日。
そこに書かれていたのは、たった一行。

「一身上の都合」

離職に至るまでの、
私が会社に「壊されかけた」条件は消された。
あまりにも残酷な対応だった。


私が会社に「壊されかけた」条件

① 脅しによる強制(心理的安全性の破壊)

会社からの異動命令通知書に、

異動先に出社しなければ、業務命令違反として重大な懲戒処分の対象となる

という文言があった。
これは、通常の業務命令の範囲を超えて
恐怖で従わせる設計となっている。

人は恐怖に晒され続けると、思考が狭まり、
「正常な判断」よりも「危険回避」しかできなくなる。
=壊れやすい状態に追い込まれる。


② 説明責任を果たさない(現実認識の破壊)

異動理由が矛盾しており、納得できる説明がない。
この状態は地味に危険で、
心理学的には、

ガスライティング構造(現実を歪められる)

に近い。

「私は何を信じたらいいの?」が続くと、
人は自分の判断力を失い始める。


③ 相談できないタイミングを狙う(逃げ道の遮断)

正月休み直前に、会社が圧を強めた点について、

相談機関が休みに入るタイミングだったこともあり、結果として相談が難しい状況

と感じた。
これがもし意図的なら、かなり危険で、
孤立化させる支配的な構造に近い状態に見えた。

孤立=壊れるスピードが上がる。


④ 体が先に限界サインを出している

わたしは実際に

  • 正月に休めないほど精神的に追い込まれた
  • 仕事始めに出社できない状態になった
  • 「働ける状況ではない」まで行った

これは根性の問題じゃなくて、
心身の防衛反応
つまり「壊れる直前に、体が止めた」。


⑤ 長期間、理不尽が継続している(慢性ダメージ)

問題は単発ではなく、長期で積み重なってる。
会社から受けたパワハラや孤立による慢性的ストレスは、

  • 自己否定
  • 判断力低下
  • 無気力
  • 体調不良
  • 人間関係の感覚麻痺

を引き起こした。
わたしは「完全に壊れる」までは行ってないけど、

壊れる条件が揃いすぎていた


私は退職願に、離職理由を書いた。

しかし、書類の上では、

「ただの自己都合退職者」

という事業主にとって都合のよいストーリーが正当化され、
ハローワークでは自己都合による退職として処理される。


このとき私は、社会の本性を見た気がした。

ここで起きているのは、ただの制度運用じゃない。

労働者の条件が拾われにくい仕組み」だ。

不安も、葛藤も、恐怖も、
“起きたこと”として存在しているのに、

それが制度上処理できなければ、

存在しないことにされる。

診断書がなければ「病気じゃない」
証拠がなければ「問題なかった」
書面がなければ「言った言わない」

その瞬間、私は理解した。

これは冷たさの問題じゃない。
もっと根が深い。

管理のための社会だ。


救済の顔をして、
処理の速度を優先して、
人間を「型」に押し込める。

型に入らないものは、見えないことにする。

そして、見えないものは――
守られない。


見えないことにされた私は、

壊れていない=大丈夫
として扱われる。

でも違う。

壊れていないんじゃない。
壊れる直前で、体が耐えるのを止めただけだ。


だから私は書く。
この痛みが「処理」されないように。
この条件が「なかったこと」にならないように。

後から振り返ったとき、
世界の見え方が
少し変わっていたことに気づく。

それが、
記憶に刻まれる年輪です。


制度の仕組みを整理した記事はこちら
🌱 知の種を読む

この体験から立ち上がった問い
🍃 問いの葉を読む


今日はここまで。
またどこかの記事でお会いできれば嬉しいです。