自律型人材の努力は、なぜ空回りしてしまうのか

この記事は「🍃問いの葉」です。

答えではなく、その日に立ち上がった問いを置いています。
すぐに役立たなくても、あとから意味を持つかもしれません。

わたしは、努力=成功の切符だと信じていた。

同年代がサークルや飲み会、恋愛、旅行などを楽しんでいるとき、

わたしは勉学に励み、
「何が問題で、どう改善すればよくなるのか?」
を常に考え続けてきました。

今でいう、
「自律型人材」のような人物だったと思います。


リスキリングの広告では、

「企業が求める自律型人材になろう」
「隙間時間で学ぼう」

と繰り返し語られています。

しかし、

日本企業で働く場合、それは必ずしも真実ではありません。

多くの組織構造では、自律型人材が活かされにくい場合があります
むしろノイズとして排除されるか、出る杭は打たれて心身をすり減らす未来が待っている。


上司に逆らわない従順な部下が出世コースを歩んでいる。

理由は明確、現在の日本企業の評価基準は属人的だ。
出世には、明確なスコアや基準はなく、上司の主観が大きな力を持ちます。

その結果、

  • 上司に逆らわない
  • 空気を読む
  • 波風を立てない

そんな受動的な姿勢が、生きやすく、出世しやすくなります。


一方、
自発的に、会社の問題を分析し、

「このままだと中長期的にリスクが高い」

と資料を持って提案すると、

  • 面倒な社員
  • 扱いづらい社員
  • 空気の読めない社員

というレッテルが貼られます。

組織を管理するのは上層部。

彼らの短期的な経営戦略に対し、
理解が追いつかない中長期的視点は、
正しさよりも“ノイズ”として処理されるのです。


日本企業×自律型人材の未来予想図

これは、
わたしが6年間の正社員人生で、実際に見てきた現実です。


① 上司からのパワーハラスメント

  • 自分の思い通りに従わない
     ➡「社会人として常識がない」と評価される
  • ミスを誇張し、周囲に聞こえるように叱責する
     ➡「できない部下に手を焼く上司」という構図を演出する

② 社内孤立

  • 上司は感情的指導が中心であるにも関わらず、
     「ミスを繰り返す問題部下」だと周囲に印象づける
     ➡ 問題は上司ではなく、部下にあるという印象操作
  • 責任感が強いタイプほど、
     「自分が悪い」と必要以上に自分を責める
     ➡ 周囲に相談せず、正確な情報が共有されない

③ 戦力外扱い

  • 声を上げて主張する人
      VS
    声を上げずに堪える人

この構図の行き着く先は、
「主張した側の言い分が書き換えられる世界」

  • 管理能力不足
     ➡ 社員のスキル不足へ
  • 嘘が、いつの間にか「事実」になる

④ 属人的な不当評価

  • 周囲を味方につけた上司は、
     部下の評価を著しく下げても責任を問われない
  • 精神的に追い込まれた部下は、
     その評価を「自分の実力」だと受け入れてしまう

⑤ 不当な異動命令

  • 正社員を解雇することは、法律上リスクが高い
    だからこそ、
     「辞めさせたい社員」は異動させ続けられる

⑥ マイクロマネジメント

  • 異動先でも評価は引き継がれる
  • レッテルを貼られたまま、色眼鏡で見られる
     ➡ 本来の能力に応じた仕事は任されない
     ➡ 管理と監視だけが強化されていく

⑦ スケープゴート化

  • 社内トラブルが起きたときの「処理役」に任命される
     ➡ 便利屋ポジションが確定
  • キャリア断絶、崩れていく
     ➡ 転職にも不利な状況へ

——少しずつ、静かに、居場所が削られていきます。

そのまま今の会社で日陰に居続けますか?

努力してきた自分を否定する必要はありません。

でも、
努力の投資先を疑う自由は、持っていい。

答えは、まだありません。
だからここに、問いだけを残します。


この問いを現実に翻訳した視点
→ ※準備中※「🌱知の種」を読む

この問いが生まれた体験記録
「🪵記憶の年輪」を読む


今日はここまで。
またどこかの記事でお会いできれば嬉しいです。